博報財団(公益財団法人博報児童教育振興会)は10日、第10回「国際日本研究フェローシップ」の応募受付開始を発表した。同フェローシップは、海外で日本語・日本語教育・日本文学・日本文化に関する研究を行っている優れた研究者を日本へ招聘し、滞在型研究の場を提供するもので、世界における日本研究の基盤をより充実させ、研究者の活動を通じて、日本への理解を深めることを目的として設立された。
これまでに30カ国・地域以上にのぼる機関の優れた研究者を受け入れてきた同フェローシップの対象となるのは、日本語・日本語教育や日本文学・日本文化に関する研究を行う海外の研究者。合格すれば、渡航費や渡日一時金のほか、月額30万円の滞在・研修費、15万円以内の住居費、海外旅行傷害保険などが支給される。日本の受け入れ機関は国立国語研究所、国際日本文化研究センター、お茶の水女子大学、京都大学、東京外国語大学、立命館大学、早稲田大学のいずれかとなる。応募受付期間は、2014年6月10日から2014年10月31日まで、合否は2015年3月上旬に発表される。
博報財団は、1970年に設立された財団法人博報児童教育振興会を母体として公益認定され、2011年4月に公益財団法人としてスタートした。次代を担う子どもたちの豊かな人間性の育成のために、児童教育の実践者を顕彰する「博報賞」をはじめ、「児童教育実践についての研究助成事業」「国際日本研究フェローシップ」「世界のこども日本語ネットワーク推進事業」など、「ことば」「文化」の領域を中心に児童教育の支援につながる活動を行っている。
(公式ホームページhttp://www.hakuhodo.co.jp/foundation/)
同フェローシップの応募要綱はWEBサイトからダウンロードできる。
日本語サイト(http://www.hakuhodo.co.jp/foundation/program/index.html)
英語サイト(http://www.hakuhodo.co.jp/foundation/english/program/index.html)
(編集MZ)
「人民網日本語版」2014年6月30日