日本海上自衛隊、米海軍、インド海軍は24日、四国南部から沖縄東部の海域で、マラバール」海軍合同演習を開始した。同演習は7月30日まで続けられる。中国が海洋活動を日増しに活発化させていることから、同演習は3カ国の海上安全協力の強化を目的としている。7月24日に共同通信社が伝えた。
米海軍とインド海軍は毎年同演習を実施している。海上自衛隊の参加は3回目で、5年ぶりになる。日本が2012年に釣魚島(日本名・尖閣諸島)を「国有化」してからは、初の参加だ。
インド政府は日本政府に対して、海上自衛隊の派遣を打診していた。安倍晋三首相とインドのシン前首相は今年1月の会談で、本件について合意していた。
海上自衛隊などの情報によると、同演習は26日以降、艦対空作戦、人員捜索・救助訓練を実施する。海上自衛隊は護衛艦あしがらなどを派遣し、米海軍は原子力空母ジョージ・ワシントンなどを派遣する。
3カ国の関係者は24日、長崎県の米海軍佐世保基地で記者会見を開いた。海自第2護衛隊群司令の岩崎英俊海将補は、「3カ国共同の演習は意義深い。何かあったときに共通で対応するための素地を作るものと認識して臨みたい」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年7月25日