日本人戦犯38人目・上坪鉄一の供述書公開 細菌実験に捕虜を移送

日本人戦犯38人目・上坪鉄一の供述書公開 細菌実験に捕虜を移送。 日本人戦犯・上坪鉄一の1954年5月から7月の供述書によると、上坪は1902年に日本の鹿児島県で生まれた。1933年5月に中国華北部に赴いて中国侵略戦争に参加し、鶏寧・東安・四平の日本憲兵隊中佐隊長などの職を務めた…

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発信時間: 2014-08-12 10:08:53 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 日本人戦犯・上坪鉄一の1954年5月から7月の供述書によると、上坪は1902年に日本の鹿児島県で生まれた。1933年5月に中国華北部に赴いて中国侵略戦争に参加し、鶏寧・東安・四平の日本憲兵隊中佐隊長などの職を務めた。1945年8月24日にソ連軍によって拘留された。 

 上坪が自供した重要な罪行として、以下のものが挙げられる。 

 1944年8月から1945年2月までは、「鶏寧、平陽、東安地区に於いて部下分隊長に命じ抗日地下工作人員九名(氏名は記憶せず)を検挙せしめ厳重なる拷問を以って取調べた上内八名は特移扱として哈爾濱特務機関を経て石井部隊に特移送せしめ」た。 

 1944年9月と10月には、逮捕した中国人1人(ソ連のスパイ)を「特移送として(中略)申請し」、「哈爾濱憲兵隊に移送せしめ該隊より石井部隊に特移送せり」。「特移送は『防諜(思想)上の重大犯人にして将来逆用の見込なき者は特移送として憲兵隊司令官に申請し司令官の認可及移送命令に依り哈爾濱憲兵隊に送致す』を示達せられあり、哈爾濱憲兵隊にては之を石井部隊に送致し、石井部隊にては細菌研究の実験に供するものなりと哈爾濱憲兵隊戦務課長より」説明された。 

 1944年11月には、勃利分隊に命じて抗日地下工作員約90人を逮捕し、1945年4月、「其内十名(使命は記憶せず)は特移扱として哈爾濱特務機関を経て石井部隊に特移送せしめ」た。 

 1945年4月初めには、平陽分隊が逮捕した抗日人員8人を「特移扱として(中略)申請し」、「哈爾濱憲兵隊を経て石井部隊に特移送せしめたり」 

 1945年5月には、勃利分隊が逮捕した抗日人員2人を「石井部隊に特移送せしめたり」 

 「以上私の鶏寧、東安隊長として検挙せる中国人は何れも愛国抗日の積極的先進分子にして私は彼等の大部分を石井部隊に特移送し最も非人道的な細菌研究の実験に供した」 

 「私が鶏寧、東安憲兵隊長として部下憲兵に命じて抗日地下工作人員を検挙の上拷問を以って厳重なる取調べを実施せしめたる者は既報せる者一五〇名以上、内特移扱として哈爾濱石井部隊に特移送せる者四四名、拷問致死二名でありますが」、「未だ報告し得ざる者相当多数ある事は確実であります」(編集MA) 

 

 「人民網日本語版」2014年8月12日

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