日本が自画自賛症候群に、隣国の台頭による焦りを露呈

日本が自画自賛症候群に、隣国の台頭による焦りを露呈。

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発信時間: 2014-09-01 11:06:42 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

『こんなに世界から愛されている日本』、『イギリスに住んで確信! 日本はイギリスより50年進んでいる』、『日本人に生まれて、まあよかった』など、日本にはこのほど自画自賛の内容の本や雑誌が急に増えている。かつて日本人は控えめ、謙虚であることを自負していた。中韓などの隣国の急速な台頭を受け、日本人は「アジアナンバーワン」の自信を維持するため、「自画自賛症候群」にかかっている。「環球時報」が伝えた。

環球時報の記者が千葉県の各書店を取材したところ、日本を賞賛する内容の書籍が目立った位置に陳列されていた。『梅干しと日本刀―日本人の活力と企画力の秘密―』という本は、日本人に勇気と誇りを与える「名書」を自負している。この本は多くのスペースを割き、日本が外国より優れている点を論証している。日本の弁当は栄養バランスが最も合理的な食品だ、日本人には高い独創性がある、江戸時代の時点で世界一の教育強国だった等だ。東京大学名誉教授の平川祐弘氏は新書『日本人に生まれて、まあよかった』の中で、日本人として生まれたさまざまなメリットを描写し、日本人に対して自信を持ち、「自虐的な思考」を捨てるよう呼びかけている。書店の棚には、『こんなに世界から愛されている日本』、『ジャパニズム』などの本や雑誌が並べられていた。そのうちメディアソフトが出版したムック本『こんなに世界から愛されている日本』は序文の中で、「中国と韓国の他に、日本に謝罪を求めている国はない。むしろ日本に好印象を持っている国は多い。世界各地で、クールジャパンと呼ばれる日本文化のブームが生じている。日本人の献身的な精神、真面目な勤務態度は、世界各国で好感を生んでいる」と記述した。実店舗のみならず、オンラインショップでも、『イギリスに住んで確信! 日本はイギリスより50年進んでいる』、『だから日本は世界から尊敬される』などが販売されている。

日本のテレビ局は、自画自賛の番組を増やしている。日本テレビは外国人に日本を賞賛させる「なんでもワールドランキング ネプ&イモトの世界番付」を毎週放送している。同番組は毎週異なるテーマを選び、20人の在日外国人に日本と祖国を比較させる。外国人ゲストの評価を聞くと、日本人の方が何事においても優れているように聞こえる。例えばあるインド人は、日本人の作るカレーはインドより本格的と語った。それからブラジル人は、日本文化を世界文化遺産に登録すべきだと述べた。『和風総本家』と呼ばれる番組でも、日本がいかに外国から評価されているかを示すテーマが設定されている。

東京新聞は日本社会の自画自賛の現象について、日本人は自画自賛症候群にかかっており、この症状が蔓延しつつあると指摘した。新潟青陵大学教授の碓井真史氏は、「日本が圧倒的な経済力と技術力を持っていた時代は非常に謙虚だったが、原発事故が発生し、韓国と中国が急速に発展すると、日本は低迷に陥った」と指摘した。これは日本の自画自賛の心理的な原因だ。また、「追い越される、ないがしろにされるという恐怖感により、日本人は自分たちの長所を見つけ、アジアナンバーワンの自信を維持しようとしている」と分析する声もある。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年9月1日

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