同シンポジウムの閉幕後、本澤氏は中国網の記者の独占インタビューに応じた。以下は本澤氏の発言内容の要約。
大量の動かぬ証拠、歴史歪曲者への最も有力な反論
吉林省公文書館の本を一読したが、記載されているのは疑問を差し挟む余地のない、決定的な証拠だ。当時戦争に参与した関東軍の兵士と将校などの当事者自らが記録した日記・報告書・文書、この当時の状況を最も良く記録した資料は、コピーという手段によりそのまま本の中に反映されている。歴史研究の面から見ると、これは高く評価すべき貴重な資料でもある。
この本は歴史を粉飾・歪曲しようとする一部の日本人に、強い衝撃をもたらす。誰もが知っている通り、石原慎太郎氏は南京大虐殺は虚構だと公の場で発言している。この歴史資料は石原氏に対する有力な反論・反撃だ。
南京大虐殺の罪証、従軍慰安婦問題の罪証、本の字によって示されたさまざまな非人道的な行為を目にすると、私は一人の日本人として深く衝撃を受け、心を痛めた。