中印関係を観察する日本、発想転換が必要に
中印関係を観察する日本、発想転換が必要に。 習近平国家主席は9月17日から19日にかけて訪印し、3日間の国事訪問を行った。17日に64歳の誕生日を迎えたモディ首相は、故郷で習主席を迎えた。中印首脳のこの特殊な時期・特殊な場所での出会いは、両国首脳の友好関係構築の始まりとされており、各国メディアから「龍と象が共に舞う」と称された…
タグ： インド モディ ２プラス２ 発展途上国
習近平国家主席は9月17日から19日にかけて訪印し、3日間の国事訪問を行った。17日に64歳の誕生日を迎えたモディ首相は、故郷で習主席を迎えた。中印首脳のこの特殊な時期・特殊な場所での出会いは、両国首脳の友好関係構築の始まりとされており、各国メディアから「龍と象が共に舞う」と称された。
日本メディアによると、習主席はインドの首相、大統領、人民院議長と会談した。中印は原子力エネルギーの協力、鉄道の協力の深化、上海とムンバイの友好都市などに関する、12の協定を締結した。中国はインドの老朽化した鉄道システムのアップグレードに協力する。インドは中国と1本の高速鉄道の建設を検討する。
日本がインドに新幹線技術を積極的にPRしているが、中国はすでに有利な立場になっている。インドが資金面で外部の支援を必要としていることから、BRICS銀行、アジアインフラ投資銀行（AIIB）が、インドの高速鉄道建設に資金を提供する予定だ。
日本メディアはまた、習主席が帝国主義の侵略に抵抗したインドの民族的英雄ガンディーの故郷を訪問したことを報じ、「中国が歴史のカードを切り、インドとの関係強化に取り組む日本をけん制した」と称した。日本はすでに、深刻な「被害妄想」に陥っていると言わざるをえない。日本の全力でインドとの関係を発展させようとする動機は不純であり、中国を自分と同じように考えている。
中国はすでに、日本から最大の脅威とされている。日本は中国周辺諸国を抱き込めば、対中陣営の勢いを強め、圧力を強化できると考えている。特にインドという「最大の民主国」は、中国を強くけん制できるらしい。安倍首相はモディ首相が9月上旬に訪日した際に、日本人の心の故郷である京都で最高級のもてなしをした。日本メディアも「日印が中国対抗」を大々的に報じたが、モディ首相は日本が満足できる回答をしなかった。
モディ首相は、日本からの外務・防衛閣僚協議（２プラス２）の提案を婉曲的に断り、中国へのけん制と対応を目的とする計画では常に距離を保ち、中国を包囲・けん制するいかなる同盟にも加わらないことを強調し、「印日関係」は中国に向けられたものではないと述べた。モディ首相はさらに安倍首相のもてなしの手法を模倣し、訪印した習主席を故郷でもてなした。日本は名状しがたい怒りを覚えている。
 |
|
 |
コメント数:0最新コメント
一覧同コラムの最新記事
