2005年に「常任理事国入り」をはかった際、日本はドイツ・ブラジル・インドとの「G4同盟」を組み、自らには困難を克服する能力があるのだと意気盛んに活動した。各方面のさまざまな疑念や意見を考慮することなく、目標を達成することなく国連改革や世界の変革などの大計画を得意になって語り、最後は無残な失敗を迎えた。ドイツ・インド・ブラジルの3カ国はその経験と教訓を総括し、日本が足かせになったことを反省せざるを得なくなった。日本のアジアでの悪名と「常任理事国入り」がアジア地域で引き起こした強烈な反発は、ほかの3カ国が予想しなかったものだった。人々の反日感情は「G4同盟」へと向けられることとなった。
9年が経った現在、日本のアジアでの名声は高まっているどころか、悪化している。安倍首相は就任後、「地球儀外交」で世界を駆け巡っているが、それはどれも徒労に終わっている。最大の失敗は、アジアでこれまでにないほど孤立しているということだ。韓国メディアが言うように、歴史問題で反省できない国家が安保理常任理事国入りを虎視眈々と狙っていることに、周辺国家は「憂慮の視線を投げかけざるを得ない」。
現在の状況では、日本には、新たな「G4同盟」を作り出す力はない。日本の「常任理事国入り」は一人相撲に終始し、最後は「黄粱の夢」に終わらざるを得ないだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年9月28日