日本はこのほど、前四半期に中国機に対応するため戦闘機を緊急出動させ、監視・追跡・妨害を行ったとする統計データを発表した。日本防衛省によると、今年7−9月に中国機に対して緊急出動をかけた回数は29%増の103回に達し、同四半期の全体の過半数を占めたという。人民日報海外版が伝えた。
日本が3ヶ月毎に国別の緊急出動回数を発表するようになったのは、2001年度からだ。日本がこうするのは、真相を知らない国際社会に対して、日本が隣国、特に中国の軍事的脅威を受けているという偽りの姿を見せつけるためだ。
しかし少し分析するだけで、日本のこの悪辣な手段は事実を蔑ろにし、白を黒と言うようなものであることが分かる。その主な目的は、国際社会を欺き、中国軍のイメージを損ね、地域の緊張を煽り、平和憲法の規制を緩和し、攻撃的な軍事力を拡大させる口実をこしらえることだ。また領土・歴史問題で中国などの隣国を挑発したことで受けている圧力を和らげ、批判の矛先を別の方向に移すという狙いもある。
まず、中国機は常に正常かつ合法的に飛行している。日本が発表した緊急出動に関するデータはまさに、日本の追跡・監視・妨害の頻度が高まっていることを証明している。日本のこのやり方は、中日の空の安全問題を引き起こす原因となっている。日本が発表したデータによると、航空自衛隊が2005年度に中国機に対して緊急出動をかけた回数は107回で、2012年度には306回に激増し、2013年度にはさらに415回に増加し過去最多を記録した。