靖国神社は記念的な場所であり、信仰によると、武士の死後の魂が眠る場所でもある。日本の特攻隊員はよく、「靖国で会おう」と別れを告げた。靖国神社はアジアが日本の軍国主義復活を懸念する一つの象徴であるが、日本の多くの家庭にとって、靖国神社は誇りと慰めの源泉だ。支持者は、靖国神社は米国の記念碑や、アーリントン国立墓地と同じだと主張している。問題は戦後連合軍に処刑された14人のA級戦犯が、1978年に極秘裏合祀されていたことだ。この措置は昭和天皇を含む多くの日本人を苦しませた。それ以降、昭和天皇と平成天皇は、靖国神社を参拝していない。
中国政府は、東條英機ら戦犯を分祀すれば、中国は靖国参拝に反対しないと表明している。しかし靖国神社の神主によると、合祀されてから魂を移すのは不可能であり、それは水たまりから、ある一滴の水を取り去ることができないのと同様だという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年11月2日