
日本がF-XとF-35Aを組み合わせる考えを持っていることは想像に難くない。F-Xは名義上はF-2(F-4を含む)という支援型戦闘機の後継機であるが、将来的にはF-15Jの後継機になり空中戦に特化し、F-35Aが攻撃に重点を置く可能性が高い。F-35Aの就役時にはF-Xのプロトタイプ機すらできあがっていない状況なので、F-35Aが一部のF-15Jの後継機になると見られる。
F-Xのプランが決定し、2016年にプロトタイプ機の詳細な設計段階に入ったとしても、世界の第4世代戦闘機の開発の一般的な法則に基づくと、同機がこの10年内に初飛行を実現することは困難で、最終的な配備時期が2030年以前になることはない。
日本がF-35Aの調達が確定的な状況下で第4世代戦闘機の開発を選択した原因は、F-22調達の意向からもうかがい知ることができる。日本はF-35の空中戦の性能を疑問視しているのだ。F-Xは将来的に、日本の先進的な戦闘機の開発・生産能力を維持するほか、F-22を獲得できなかった無念を晴らすことになる。しかしF-Xが成熟するのは、まだまだ先の話だ。
しかも米国は日本のハイテク軍需製品の開発を厳しく制限している。これには日本に先進的な戦闘機を輸出し続ける目的と、日本に対する数十年間に渡る警戒がある。2030年以降に、YF-23のように雄々しい、凶暴な狼のようなF-Xが配備されたとしても、米国のさまざまな規制があり、せいぜいハスキー犬にしかなれないだろう。
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