安倍政権の2015年、対中関係の行方は?

安倍政権の2015年、対中関係の行方は?。 中日関係、数十年後に米日のように親密に=米専門家 | 第3次安倍内閣が発足、最終目標は実現されるか?

タグ: 安倍政権 2015 対中関係

発信時間: 2014-12-25 11:06:39 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

しかし我々は同時に、安倍首相の対中政策のもう一面を見る必要がある。安倍首相は長期的に中国を日本最大の外部の脅威とし、中国に備え中国を包囲する政策を進めることになる。安倍首相はそのため、武器調達の拡大を継続し、自衛隊の力を強化すると同時に、中国を睨んだ軍事力の配備を進めている。外交面でも、中国との対立面を模索し、対立国との関係を強化し続ける。

それから、安倍首相はロシア、朝鮮、韓国、ASEAN諸国を抱き込み、東アジアでの孤立状態から脱却しようとする。当然ながら、安倍首相は単にロシア、朝鮮、韓国を抱き込もうとする政策を進めることはできず、抱き込みと圧力を結びつけることになる。米国に追随しロシアや朝鮮に経済制裁を行うという前提のもと、日本の積極性を発揮し、日ロ・日朝関係の改善を促し、これを日本のために利用する。安倍首相は中韓の緊密な関係を弱めるため、韓国を抱き込む政策を進めている。しかし安倍首相はこれを理由に、歴史問題を巡る韓国への圧力を解除しようとはしない。安倍首相は慰安婦の強制性を否定し、侵略戦争と植民地支配の印象を薄めようとする。この政策は必然的に、韓国との真っ向からの対立・衝突を引き起こす。ゆえに日本の韓国を抱き込もうとする政策が、大きな成果を手にすることは難しい。

2015年は世界反ファシズム戦争70周年で、世界の反ファシズム同盟国はこれまでよりも大規模な記念活動を実施し、ファシズム国の当時の罪を暴露することになる。これは当時ファシズム国だった日本にとって、有利な国際環境ではない。この受動的な局面において、安倍政権は受動を能動にする戦略を講じ、攻めをもって守りとなし、日本の70年間の民主・平和の成果を積極的に宣伝することで、受動的な局面を和らげようとする。現状を見る限り、安倍政権の戦略にはすでにこれに向けた動きが見られる。(筆者:周永生 外交学院国際関係研究所教授)

 

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年12月25日

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