戦争の記憶が薄れる日本、安倍氏が歴史修正に乗り出す

戦争の記憶が薄れる日本、安倍氏が歴史修正に乗り出す。

タグ: 終戦 70周年 慰安婦 反省

発信時間: 2015-01-05 09:57:13 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

今年は終戦70周年だ。明仁天皇は1日に新年の所感を発表し、「日本は戦後70周年の機会に、満州事変(中国名・九一八事変)に始まるこの戦争の歴史を十分に学び、今後の日本のあり方を考えていくこと が、今、極めて大切なことだと思っています」と表明した。海外メディアの報道によると、安倍晋三首相は今年訪米し、第二次世界大戦に関する演説の中で、アジアの隣国に「呼びかけ」を行う予定だ。

興味深いことに、明仁天皇がこの忠告を発表する前に、日本メディアがある調査結果を発表した。それによると、日本人、特に若者の間で第二次世界大戦の記憶が薄れつつあるという。回答者のうち53%は両親もしくは祖父母から戦争の経験について聞いており、46%は聞いていないと回答した。聞いていない比率は、30代で57%、20代で60%に上る。日本メディアは、いかに戦争の記憶を伝えていくかを考えるべき時が来たと報じた。

歴史は未来を照らす明るい灯火だ。あの重苦しい戦争の記憶を正確に伝えることは、年長者が話をするだけで出来るわけではない。国家・社会レベルの歴史に対する態度が、それよりも重要だ。しかし残念ながら、日本の灯火は霧に覆われている。

日本の首脳として、安倍首相は日本を代表する「歴史の灯火を手にする者」であるべきだが、政権を運営するようになってからはむしろ曖昧な「煙幕」になっている。

安倍首相と閣僚はさまざまな場において戦争を反省すると表明しており、全体的には歴代内閣の立場を継承している。しかし実際の行動では誠意が欠けており、反省するという表明は本意ではないかのようだ。安倍首相は2014年12月14日に、過去の戦争を反省すると表明したが、日本の侵略・植民地支配を認めた村山談話に関しては不快感を示している。安倍首相は同月1日、第二次世界大戦に関する記者の質問に対して小賢しい策を弄し、狡猾にも「戦争の発生には異なる原因があり、これは歴史学者による判断を待たなければならない。なぜあの戦争を阻止できなかったかについても、異なる論文と観点が存在する」と答えた。

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