学者:天皇の所感、日本の右翼は戦々恐々

学者:天皇の所感、日本の右翼は戦々恐々。 安倍晋三首相は今年、「終戦」の談話を発表する。菅義偉官房長官は6日に開かれた記者会見で、談話の内容について、「安倍内閣は村山談話を含む歴代内閣の歴史認識の立場を全面的に継承する」と表明した…

タグ: 天皇 右翼 歴史

発信時間: 2015-01-07 15:32:23 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

安倍晋三首相は今年、「終戦」の談話を発表する。菅義偉官房長官は6日に開かれた記者会見で、談話の内容について、「安倍内閣は村山談話を含む歴代内閣の歴史認識の立場を全面的に継承する」と表明した。安倍首相本人も5日、同じような立場を表明した。

安倍首相がどのような発言をしようとも、その右翼の本質を変えることはできない。しかし昨年11月の中日首脳会談後、日本の雰囲気に大きな変化が生じている。

明仁天皇は1月1日に発表した新年の所感の中で、「日本は戦後70周年の機会に、満州事変(中国名・九一八事変)に始まるこの戦争の歴史を十分に学び、今後の日本のあり方を考えていくことが、今、極めて大切なことだと思っています」と表明した。天皇の今年の所感は、戦争の教訓を曖昧に取り上げた50周年や60周年とは異なり、満州事変を具体的に取り上げ、その侵略的性質を指摘した。これは日本の右派の歴史認識に対する批判である。ゆえに「歴史を学び、今後のあり方を考えていく」という所感は日本社会で大きな反響を呼んでおり、歴史学者もメディアに登場しこの所感を解読している。

BSフジは今年1回目の放送となる「プライムニュース」の中で、有名な近代史学者の半藤一利氏と東京大学大学院教授の加藤陽子氏に、天皇の新年の所感を解読させた。司会者からは、「天皇陛下はなぜ戦後70周年の平和的発展について触れず、戦前の戦争の歴史のみに触れたのか。日本国民に歴史を忘れるなと伝えたかったのだろうか」という的を射た質問があった。両氏は、天皇は戦争を知らない人が多くなり、彼らに戦争の歴史を学ばせることで、初めて平和的発展の道を歩み続けることができると考えてきたと述べた。

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