安倍氏がホロコースト記念館で「反省」、次は南京を訪問せよ

安倍氏がホロコースト記念館で「反省」、次は南京を訪問せよ。

タグ: 安倍 ホロコースト記念館 南京大虐殺

発信時間: 2015-01-21 13:51:53 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中東歴訪中の安倍晋三首相は19日、イスラエル・エルサレムのホロコースト記念館を訪問し、日本語とヘブライ語で、「ホロコーストの悲劇を二度と繰り返さない」と述べた。報道によると、随行していた安倍昭恵夫人は絶えず涙を拭っていたという。

しかし、安倍首相の「悲劇」には、南京大虐殺が含まれるのだろうか?日本軍が第二次世界大戦中に犯した大きな罪は含まれるのだろうか?

共同通信社の報道によると、日本政府は昨年12月、1937年の南京大虐殺により「30万人が殺害された」という説に「遺憾の意」を表し、「日本の見解とは一致せず、具体的な被害者数については確認しがたい」と称した。

中国外交部は南京大虐殺の歴史について、南京大虐殺は日本軍国主義が中国侵略戦争で犯した残酷な罪であり、動かぬ証拠が山のようにあり、国際社会にも定説があると重ねて強調してきた。

南京戦犯軍事法廷は1946年2月15日、罪を裏付ける大量の証拠により、「日本軍の南京における集団虐殺は28回発生し、虐殺数は19万人以上に達した。小規模な虐殺は858回で、慈善機構によって埋められた遺体は15万体以上に達する」と認定した。これらには詳細な埋葬の記録と大量の物的証拠があり、さらに当時埋葬に参与した関係者の具体的な指摘もある。

日本政府が公然と異議を唱えたことは、首相のホロコースト記念館の反省とかけ離れている。まさか安倍政権の第二次世界大戦の回顧には、ユダヤ人への同情やドイツのナチスの犯罪に対する反省しか含まれないのだろうか?

安倍首相は歴史認識問題において独善的な態度を示し、侵略の歴史について触れるのを避け、未来だけに触れようとしている。国際社会は安倍首相が先ほど発表した年頭所感から、「積極的平和主義」の平和的な雰囲気を少しも感じることができず、「強い日本を取り戻す戦いは始まったばかりで、日本は新しい国家建設に向け大きく踏み出す時を迎えた」という言葉はむしろ陣太鼓を鳴らしているように聞こえた。

歴史を正視せずして、未来を語ることができようか?安倍首相が憧れる未来は、まさか平和憲法の改正、集団的自衛権の行使容認、河野談話の実質的な否定、戦後レジームの脱却による日本軍国主義の復活なのだろうか?

第二次世界大戦から70年が過ぎた。この人類の災いの最大の責任者であるドイツと日本は、徹底的に反省しなければならない。しかしながら、日本の反省はホロコースト記念館だけでは済まされない。安倍首相は、中国の南京にも記念館があり、第二次世界大戦中に中国を侵略した日本軍に虐殺された30数万人の中国人が祀られていることを忘れているようだ。安倍首相は第二次世界大戦の悲劇を心から反省し、平和を求めるのならば、訪問すべきではなかろうか?

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年1月21日

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