侵略を無視する安倍談話、各党が批判を強める

侵略を無視する安倍談話、各党が批判を強める。 安倍晋三首相は25日のNHKのテレビ番組に出演した際に、終戦70年の談話で村山談話のキーワードをそのまま引き継ぐことはないと初めて正式に表明した。このキーワードには、「植民地支配」、「侵略」、「謝罪」が含まれる可能性がある…

タグ: 侵略 安倍 談話 批判

発信時間: 2015-01-26 14:09:28 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

安倍晋三首相は25日のNHKのテレビ番組に出演した際に、終戦70年の談話で村山談話のキーワードをそのまま引き継ぐことはないと初めて正式に表明した。このキーワードには、「植民地支配」、「侵略」、「謝罪」が含まれる可能性がある。安倍首相の発言は、連立政権を組む公明党代表の他に、次世代の党を除くすべての野党代表から批判された。日本メディアも安倍首相が侵略の歴史を反省しなければ、中国などの周辺諸国から許しを得ることはないと懸念している。

シンガポール華字紙『聯合早報』によると、この「日曜討論」という名称の番組の中で、司会者は「村山談話と小泉談話には、植民地支配、侵略、深い反省、謝罪といったキーワードが含まれたが、戦後70年に発表される安倍談話がこれらのキーワードを継承することはあるか?」と質問した。安倍首相はこの4つのキーワードの「反省」のみに触れ、「植民地支配」、「侵略」、「謝罪」については触れなかった。共同通信社の報道によると、安倍首相は「全体的にこれまでの首相談話を継承する」と述べたが、これは前述したキーワードをそのまま引き継ぐことを意味しない。安倍首相はこれまで使用されてきた文言にこだわるのではなく、安倍政権の見解に基づく談話を発表しようとしているというのだ。

日本メディアはこぞって安倍首相の発言を解読している。産経新聞は、安倍首相は「安倍政権の見解」を強調したが、これまでの首相談話を継承すると繰り返したと報じた。しかしより多くのメディアは、安倍首相が「村山談話」の文言を変える可能性があると判断している。中国語の日本情報サイト「日本新聞網」は25日、安倍首相が「植民地支配」や「侵略」などのキーワードの放棄を表明したのはこれが初めてだと伝えた。ウォール・ストリート・ジャーナルは、安倍首相が反省と謝罪に否定的な態度を持っていると報じた。

安倍首相が戦後70年の談話で何を語るかが、これまで注目を集めてきた。新年早々、朝日新聞などの日本の主要紙は社説を発表し、安倍首相が侵略の歴史を反省しなければ、中国などの周辺諸国から許しを得ることはないと警鐘を鳴らした。法政大学元教授の五十嵐仁氏は、戦後70年談話の最大の障害は安倍首相だと指摘した。

1   2    


TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
iphoneでもチャイナネット!

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
 

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。