遼寧省盤錦市のネットユーザーはスレッドを立て、中国人観光客が高額で購入した日本産の「ひとめぼれ」は、盤錦市が輸出した「ひとめぼれ」に似ていると報告した。記者の調べによると、日本産の「ひとめぼれ」の盤錦市での最低販売価格は、500グラム当たり約6元となっている。
メディアは同日これに呼応するかのように、「中国人客が買い漁る日本製ウォシュレット、原産地は杭州か」と報じた。杭州市出身の市民は日本を旅行した際に、ウォシュレットの包装に「Made in China」と書かれているのを目にした。その原産地はなんと、杭州市下沙だった。
つまり中国人消費者が労働力と財貨を浪費し日本からウォシュレットを持ち帰っても、少しも損をしないということになる。なぜなら、これほど高品質の商品を、国内で購入することは不可能だからだ。高品質の商品は、海外向けに輸出される。情報によると、日本のウォシュレットの生産基準は、中国の基準を上回るという。
中国人が海外で買い占めに走るのは、単純に海外に媚びているわけではなく、信頼の危機がその本質となっている。日本の高額の製品が中国産であることで、最もきまりの悪い思いをしているのは中国人消費者ではなく、「関連部門」だ。輸出製品の品質は厳しい検査にかけられるが、輸出されない製品に対しても同じく注意が必要だ。
中国人の海外での消費額が激増する中、「いかに消費を国内に留めるか」が人々に注目されている。これは当然ながら系統的な取り組みとなり、税収など多面的な措置を同時に推進する必要がある。しかし監督管理の強化、製品の品質および安全性の向上が、その中で非常に重要な内容となることは間違いない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年3月2日