高洪氏は環球時報の記者に対して、「米国は非常に実用主義的な国である。米国は戦後、自国の占領に利するため日本を放任した。ゆえに日本の歴史問題の処理は、ドイツほど徹底されなかった。米国は現在再び日本を利用し、中国を牽制しようとしている。しかし米国も、日本に自分の計算があることを理解している。これは米国の脅威にならないとは限らない」と指摘した。
高氏は、「日本は歴史問題の認識で正しい道から遠ざかっており、米国からも懸念されている。米国は日本が中日を武力衝突に陥らせることを、それから日本が隣国と歴史問題を巡り対立し、アジア太平洋回帰を妨げることを懸念している」と分析した。
高氏は、「米国は日本の蓋を調整する戦略を推進している。米国は日本の軍国主義などの思想の蓋を閉め、悪魔を封じ込めようとしている。しかし米国は、安倍首相と日本の右翼の思想に復讐の意味合いが込められることを認識すべきだ。日本が本当に米国の制御を受けなくなれば、自ら核兵器を製造するかもしれず、どこに向けて発射するかも分からない」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年3月12日