かく言う私もバイリンガル教育を子供に押し付けた人間であるが、さいわい、子供自身外国語に非常に興味を持っていたのでよかったが、子供が親の期待の重圧でノイローゼになってしまったケースも目にしているので、学齢前教育で世の中の「流行」を追って、子供たちを鋳型にはめ込もうとするやり方はどうかと思っている。北京師範大学のこの分野の先生が新聞で所説を開陳しているが、中国の未来を担う子供たちをどのようにして育てるべきか、よく考えてみる必要がある。
テレビの英語番組でしゃべっているキャスターの姿を見ると、学齢前のバイリンガル教育のすばらしさを感じないわけではないが、人間にはいろいろな可能性があることも考えてみる必要がある。ある評論家が新聞で、親たちのバトルのために、子供たちが暗い幼年期を過ごさざるを得ないのは悲しむべきだ、と言っているが、幼年期の子供の教育についてもう少し幅広く考えてみてはどうか。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年4月15日