しかし、なが年成績がまったく伸びない種目が存在することも否めない。サッカー、バスケットなどがそれで、バレーボールも男子は二流のレベルにあり、かつて五連覇の栄光に輝いたことのある女子バレーボールも、ロンドン・オリンピックでは銅メダルに手が届かなかった。特に女子バレーボールは、監督の人選が長期間決まらず、ファンたちをイライラさせてきたが、4月の下旬頃にはなんとか決まるのではないかと見られている。一時、外国人の監督でもいいのではないか、という選択肢も示されたが、「女子バレーボールの精神」という栄えある評価をされてきた女子チームも、混迷と言ってもよい状況にある。
リオ・オリンピックまでまだ3年はあるが、この3年間にいちはやく態勢を整えないと、2位の地位も保てなくなる懸念さえ抱かざるを得なくなるのではないか。スポーツ強国へと前進をとげることは、ファンにとってはまさに「チャイナ・ドリーム」であろう。新中国建国以来上昇気流に乗りつづけた勢いを保ちつづけてもらいたいものである。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年4月22日