林国本
かつて世界で五連覇の戦績に輝いた中国女子バレーボール・チームは、このところベテラン選手の引退、強豪諸国チームの戦力の向上や後続の優秀選手の補充が思うとおりにいっていないなどもろもろの原因により下り坂にあるように見られている。そして、次の監督の人選がなかなか決まらなかったので、一部ファンはイライラしていた。しかし、4月25日、とうとう郎平さんが監督に就任することに決まった。
1960年生まれの郎平さんは、中国女子バレーボール・チームの五連覇を経験した人でもあり、かつて中国女子バレーボール・チームの監督としてアトランタ・オリンピックで中国チームに銀メダルを獲得させることに貢献した。その後、アメリカ女子チームの監督を務めていた時期に、アメリカ女子チームの銀メダル獲得にも寄与したことがある。そのキャリア、国際的視野からいって最適の人選とみられており、ファンたちも期待を抱いているようである。