各地からテント、飲み水、食糧などがどんどん運び込まれ、山間部の道路が寸断している地域にはヘリコプターで物資が運ばれた。心理面の力ウンセリングを行う人たちも送り込まれた。被災者たちは政府、同胞が温かく見守っていてくれることをよく知っているので、悲愴感というものが感じられなかった。
今後も、自然災害がどこかで発生することは否めないので、こうしたクライシス・マネジメント面でのグレードアップは大いに必要であろう。今後もう少し改善の余地があるとするならば、ライフラインの復旧、交通ルート、通信インフラの復旧をさらにスピードアップすることであろう。今回はいろいろな新しい機器が投入されたようだが、今後、北斗測位衛星の常時利用など近代科学の粋を利用したものを十分に活用することも考えられる。もちろん、災害が発生しないことが一番望まれるが、どうしても不可抗力ということもありうるので、今回の成果、実績を存分に生かして国民の安全を守ることはおろそかにできない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年5月5日