林国本
去る12月24日、劉鵬国家体育総局局長は、全国体育局長会議で、リオ・オリンピックの準備作業をめぐって、北京、ロンドン両オリンピックにおける成功の経験をふまえて、次の五輪に備えて今から諸般の作業に取り組むよう語った。
総局は11月から12月にかけてすべての五輪種目について、準備作業がどこまですすんでいるのか点検した。そして、次の五輪に備えて指導グループと事務局を設置し、目標、措置、実施プロセス、責任分担を決めた。またこれまでの成功事例ばかりでなく、当面存在する困難、問題についても具体的に分析をおこなった。
日本の「国体」に相当する今年の全国運動大会、その後の極東競技大会を通じてベテランの引退、新人のデビューがメディアでも伝えられたが、これは次の五輪のための布石でもあるわけだ。一応言えることは中国のスポーツ界は一歩、一歩前進をとげていることである。しかし、世界各国、各地区のレベルアップも明らかなので、中国としても真剣に取り組んでいくことが必要であろう。