林国本
ロンドン・オリンピックも、もう「過ぎ去ったスポーツ祭典」となってしまったが、オリンピックは4年おきに催されるので、3年と数ヵ月後にはリオ・オリンピック。まだ3年以上もあるのだから、あせることもあるまい、という人もいるが、中国も、日本の「国体」に相当する全国運動会、それにつづく諸種目の世界選手権大会などを1つ、1つこなしていくうちに、3年数ヵ月はすぐ過ぎてしまう。
中国スポーツ界はロンドン・オリンピック夏季オリンピックの総合得点で2位、パラリンピックでは1位となり、大きな成果を収めた。
世界のスポーツの祭典は、世界各国の選手が技を競い合い、友情を深める場であるとともに、それぞれの国の総合国力を示す場でもあろう。もちろん、クーベルタン伯爵の言葉にあるように、「参加することに意義がある」わけだが、若者たちが自分たちの可能性を試すすばらしい機会でもある。