中国はかつて、「アジアの病人」というふうにいわれてきたが、今やスポーツの世界でもランキングで2位に入るまで進歩をとげてきたことは喜ぶべきであろう。
次のオリンピックは、BRICS諸国の1つ、ブラジルで開催されるわけだが、ブラジルはポルトガル語圏、ラテン文化の影響を受けてきた国であり、気候、食生活、ライフスタイル、人々の気質もかなり違っているので、この3年数ヵ月に、そういう面でもいろいろデータを集めて、イメージの上でも擬似適応しておいた方がよいような気がする。
今回のロンドン・オリンピック夏季大会では審判の判定におかしいのではと思われる点もあったが、中国は柔軟に処理した。これからは、こういう面での心構えも必要となろう。つまり、審判と言ってもすべてが最高レベルとは言えないはずなので、そういう面での対応を考えることも、世界のヒノキ舞台で活躍する選手として不可欠のことであろう。