北京市はただちに市民の飲用水について調査を行い、即時にその安全性について市民に知らせた。北京市は昨年夏の集中豪雨で、やはり他の省から流れ込む支流の増水に対する判断の遅れから郊外区の一部で洪水、土石流、鉄砲水の被害をこうむり、救援活動に献身して殉職した人を含めて70数人の死者が出た。これは世界的都市に向けてまい進する北京にとっては、予知していなかった頓挫であり、それ以後、クライシス・マネジメントに力を入れており、今回の電光石火のごとき決断となったのであろう。
北京市の飲用水の水源の上流も他の省にあるので、今回の出来事は決して 他人事ではない。また、インターネットの利用者が急増している今日、1人でも勝手なミニブログを流せば、一部の人たちを不安に陥れかねないので、今後の課題として、いち早く市当局が正確な情報を周知徹底させることを考えてもらいたい。