また、スケールの大きな企業ばかりでなく、最近では大陸部の九つの省で台湾の個人業者の事業経営を認可している。
CCTV4チャンネルの「海峡両岸」番組で取り上げられた台湾の孫一華君のケースがその例である。孫君は二十代の頃、福州の一台湾企業の管理職を務めていたが、市場の変化でオーナーが他の業種に切り換えることになったので、職を失い、一時、台湾に戻るか、それとも福州の一大学での院生としての学業を続けるか迷ったが、結局は福州で牛肉ラーメン店を開きながら学業を続けることにした。今ではお店もかなり繁盛して、チェーン店を増やそうかとも考えているらしい。
ライスのお代わりは無料、ラーメンのお代わりは無料といった特色を打ち出し、忙しいときは自分で素材の仕入れに行ったり、レジに立ったりしているが、将来に希望をもって頑張っているようだ。