仕事で日本に長期滞在していた頃には、日本の交通事情のよさにいつも感心していたが、そろそろ中国もそういう時代に入る段階になったので、楽しみにしているが、私見ではあるが時速350キロで走る高速鉄道のこと、テスト走行をじっくり行って欲しいと思っている。時速350キロといえば、中国ではまだ数年しか経験していない。日本の新幹線は開業数十年来、無事故の記録を保っている。こういうことは企業秘密で、詳細なデータは公開されていないが、中国もこうしたデータを蓄積して数十年無事故の記録を樹立すべきだと思っている。日本でも在来線ではJR福知山線のような事故も起こっているし、日本で仕事をしていた時に、よく利用した地下鉄日比谷線でも事故が起こっている。日本の新幹線は地震や台風の時には運転を見合わせるか、低速運行している。中国も時速350キロの記録づくりは必要だが、大平原地帯の強風、橋梁を通過する際の適度の減速なども考慮に入れていることだろう。
特に、中国は高速鉄道建設を国外でも受注しようとしているので、安全性はおろそかにできない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年2月28日