一時、口コミで、不法滞在者が出ることを防ぐために、旅行会社に保証金をあずけていくとかいう話を聞いて、私はうんざりした。そんな「不法滞在被疑者」扱いされての不愉快きわまる旅行はご免こうむりたい。
コンピューターの発達した昨今のこと、「不法滞在」、「不法就労」してもすぐ発覚し、その都度「本国返還」すればよいと思うが、こういう話題は内政にかかわるので、多言は控えるが、どうも5人や10人の「不法滞在」のために、数百人に門戸を閉ざすのはどうかとも思う。
この動きを見ていると、日本旅行はますます便利になる。そろそろ富士山、京都などのコースからさらに日本をより広く、より深く知るコースを拓くことを考えてもよい時期に来ているのではないだろうか。例えば、中国にはすでに5万人を超える日本語を勉強した人がいる。「伊豆の踊り子」コース、明治維新ゆかりの地コースなど開拓できる余地はかなりある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年9月13日