安倍氏の改憲、国際社会からの信頼を失う

安倍氏の改憲、国際社会からの信頼を失う。 日本の歴史学者、一橋大学教授の吉田裕氏はこのほど新華社の独占インタビューに応じた際に、安倍政権の平和憲法の改正の動きにより、日本は国際社会から信頼を失い、日本の外交が自滅に陥ると指摘した…

タグ: 安倍 改憲 国際社会 信頼

発信時間: 2015-03-16 16:14:52 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

吉田氏は、安倍政権は日本の軍事大国化と新たな自由主義の改革を強引に推進すると同時に、靖国神社の参拝、村山談話の見直しなどの歴史修正主義に執着した動きを見せていると述べた。日本の歴史認識問題は、もはや日本と隣国との問題のみならず、日本と国際社会(米国を含む)の関係に影響を及ぼしている。

吉田氏によると、安倍首相が2013年12月に靖国神社を参拝すると、日本の歴史認識問題は完全に国際問題に発展した。オバマ政権は安倍首相のこの動きに、「失望」を表明した。米国にとって、靖国参拝と歴史認識問題による政治的紛争は、東アジアの安定を損ねており、米国の安保に負の影響を及ぼす可能性もある。

しかし吉田氏は、歴史修正主義は10年前と比べ確かに日本社会に浸透しているが、平和主義が依然として日本社会に深く根ざしていると判断した。歴史修正主義の浸透の程度は、社会情勢の影響により変動する。

今年は世界の反ファシズム戦争勝利70周年、日本の敗戦70周年だ。吉田氏は戦後の歴史を振り返り、「戦争の経験者の、戦争の悲惨で苦しみに満ちた記憶は、日本が軍事大国になることを防止する重要な支えだ。戦争の経験者の減少に伴い、戦争の痛みが薄れている。現代人は戦争の凄惨な現実に対する想像力を養い、後世の人々に警鐘を鳴らし、戦争の再演を防がなければならない。同時に歴史を冷静に理解し、理性的に認識し、自ら歴史を考える力を養うことも不可欠だ」と述べた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年3月16日

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