与党訪中団が関係改善を模索
政党間交流の再開を期する

与党訪中団が関係改善を模索
政党間交流の再開を期する。

タグ: 与党訪中団 谷垣禎一 井上義久

発信時間: 2015-03-24 11:01:47 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本の与党・自民党幹事長の谷垣禎一氏、公明党幹事長の井上義久氏は23日、2009年より途絶えている中日与党交流を再開させるため、与党の代表団を率いて訪中した。中国共産党中央政治局常務委員、全国政治協商会議主席の兪正声氏は23日、訪中団と会談した。

23日付毎日新聞は、訪中団が会談後の記者会見で明かした情報を伝えた。それによると、中国側の出席者は会談の中で、今年は世界の反ファシズム戦争勝利70周年だが、中国が記念活動を実施するのは歴史を記憶し、犠牲者をしのび、平和を重視し、未来を切り開くためであり、(日本に対する)恨みを増幅するためではないと述べた。時事通信社は23日、中国の指導者は会談中に日本に対して、これを契機とし正確な歴史の態度を持つよう再度強調したと報じた。記事によると、中国政府は安倍首相が発表を予定している、戦後70周年の政府談話の中で、村山談話の内容を継承するよう再び求めた。谷垣氏はこれについて、安倍首相は戦後70周年談話の方向性を示しており、(日本の新たな談話が)中国を心配させる内容になることはないと述べた。

テレビ朝日は谷垣氏らの訪中について、谷垣氏は中国の古典文化を非常に好み、幹事長就任後の初の外遊先として中国を選んだと報じた。米国および周辺諸国は、谷垣氏の今回の訪問が、日中関係を着実に改善することができるかを注視しているという。時事通信社によると、今回の訪中は、親中派として知られる谷垣氏の自民党幹事長就任によって実現されたと報じた。谷垣氏は就任以来、中国の政党との交流再開を模索してきた。順調であれば、全国人民代表大会の代表団が4月に訪日し、日中議会交流委員会が再開されるという。時事通信社によると、外務省関係者は「日中間の高官によるさまざまな交流と意見交換は有益だ」と述べた。

しかしこれは、中日関係の好転を意味するものではない。時事通信社は「『低空』続く日中関係=与党交流再開も『歴史』前面」と題した記事の中で、中日双方は与党間交流の再開を願っているが、中国は抗日戦争勝利70周年という節目を迎えており、歴史認識問題が新たな火種と成ることが不可避だと論じた。日中関係の消息筋は同記事の中で、安倍首相が村山談話を継承したとしても、中国側は安倍政権に対する警戒を緩めないと分析した。中国は安倍談話への攻勢を強めており、歴史認識で絶対に譲歩しないというハードルを引き上げ、安倍首相の靖国神社参拝を阻止する戦略を強めている。

日本経済新聞が3月22日に実施した世論調査によると、安倍談話に「反省」「おわび」などの内容を盛り込むかを巡り、日本国内の意見が真っ二つに分かれている。39%はこれまでの首相談話にあった「植民地支配と侵略」への「反省」「おわび」を「使うべきだ」とし、36%は「使うべきでない」とした。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年3月24日

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