第7回中日韓外相会談が、3月21日に開かれた。会談は、近年厳しい試練を迎えている中日韓の協力を背景に開かれた。3カ国の外相会談は本来、毎年開かれていた。2007−2012年の間に6回開かれたが、2013年と2014年には開かれなかった。
歴史問題が主な障害になったことは間違いない。ゆえに外相会談は3年弱の中断を経て、「歴史直視、未来志向」の精神をプレスリリースに書き込んだ。これは今回の高官会議の最も需要かつ有意義な成果になった。
この精神は3カ国の外相の共通認識であり、日本の厳かな約束でもある。中国の王毅外相は第7回会談前に、日本の岸田文雄外相と会談した。岸田外相は二国間会談の中で、「今年は終戦・国連創設70周年であり、日本は歴史直視と未来志向の精神に則り、両国関係の改善に向け努力したい」と歴史問題について発言した。
歴史問題は「過去形」ではない。日本政府は侵略の歴史を隠すため躍起になり、二度と取り上げられない「過去」にしようとしてきた。安倍首相は戦後レジームによる日本の「改造の成果」を強調し、「積極的平和主義」を高々と掲げることで人々の視線をそらし、その間違った歴史観を隠し、侵略の歴史を反省しない言い訳を見つけようとしている。安倍首相の間違いに間違いを重ねるやり方に、日本国内の多くの国民が反感を抱いている。これは侵略の被害を受けたアジアの隣国から強く反発されており、仲の良い同盟国の米国でさえ肩入れしようとしないほどだ。日本は歴史を回避できないことを認識し始めた。