3月29日、中国国家発展改革委員会と日本の環境省が主催する「環境と都市化国際シンポジウム」が北京市で開かれ、中日両国の専門家が出席した。
東京経済大学の周牧之教授は、「都市化は中国社会が経験したことのない劇的な変革であり、未来の都市化の道について、研究開発チームは集約化都市、流動化環境、市民化社会、持続可能な発展の4点をまとめた」と述べた。
この目標をもとに、中国の都市化の歴史と現実を十分に調査した上で、国際協力及び先進国の経験を生かすなどし、中日両国の専門家は「環境と都市化」のモデルを作った。このモデルは量的・可視的な都市の指標体系になる。
環境・都市化指標は環境発展の理念を浮き立たせるもので、深層の人文的内容も含んでいる。「環境」の指標のほかに、「経済」や「社会」の指標も同等に重要である。
周牧之教授によると、これらの指標体系は、中国の都市化の目安と参考にできることが鍵である。歴史学者の黄仁宇氏は、「中国の過去の管理の欠点は『数字で管理できない』ことにあった。これらの指標体系が中国の都市化プロセスに政策による規則と突破口を提供することが望まれている。これは大量のデータに基づくと同時に、先進的な理念も備えている」との見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年3月30日