浪曲北京公演 浪曲師「中国人の弟子がいれば嬉しい」

浪曲北京公演 浪曲師「中国人の弟子がいれば嬉しい」。

タグ: 浪曲 北京公演 北京日本学研究センター

発信時間: 2015-04-03 15:35:54 | チャイナネット | 編集者にメールを送る
 






4月2日、北京日本学研究センター設立30周年の記念活動の一環として、「日本浪曲北京公演」が同センターで開催された。日本の人気女性浪曲師の春野恵子先生が研究センターの学生たちに日本の伝統文化である浪曲を紹介し、すばらしい公演を行った。

東京出身の春野恵子先生は、幼い頃から時代劇とミュージカルが大好きだった。東京大学教育学部を卒業後、本名の唐木恵子の名でドラマ、CM、司会、バラエティ番組などに出演。2003年、上方浪曲界の重鎮で大阪市指定無形文化財保持者・二代目春野百合子に入門。大阪に移り住み、修業を重ね、2006年に春野恵子の芸名で浪曲師として初舞台を踏む。その後は大阪を中心に各地で寄席や演芸会の舞台に立つとともに、テレビ番組にも出演。また、浪曲の魅力を広く伝えるため、浪曲レクチャー付きの「春野恵子のRoukyoku Rock You!」を各地で公演する。2014年3月には、ニューヨーク公演を成功させた。

2014年4月、中国の厦門大学で中国初公演を成功させた。今回は2回目の中国公演であり、日本学研究センターの先生と学生に日本の大衆演芸である浪曲を紹介した。会場では様々な浪曲の知識を紹介し、学生の日本の伝統文化と浪曲についての知識の深さに春野先生は「日本の若者よりずいぶん詳しい」と驚いた。浪曲の「弟子入り」を紹介し、会場で仮の「弟子入り」儀式も行なった、その後のインタビューで、春野先生は「もし中国の弟子がいれば嬉しい」と語った。また、ニューヨーク公演の時に英語で浪曲を歌ったことがあり、「いつか中国語で浪曲を歌いたい」と話した。

2回目の訪中公演について、春野先生は「今、中日関係はあまり良くない時期だが、中国訪問に全く心配はなく、昨年の中国公演でも中国の学生たちが日本語と日本文化にすごく興味を持っていたことを非常に嬉しく思い、私自身も中国文化に興味を持つことができた。また、その後に厦門大学の学生が関西に留学に来て、女の子2人と大阪で食事に行ったりもした。こういった交流が繋がり、広がることはとても嬉しい。今回中国に来ることに関して、ためらいなどは全くなかった。少し残念な状況でも、文化方面ではとても仲がいい」と述べた。

日本を代表する大衆演芸の浪曲の振興を目指す春野先生は、これから日本での公演だけでなく、海外公演も行っていきたいと考えている。今年は、ミラノとブラジルで公演を行い、10月に中国で再び公演する予定である。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年4月3日

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