中国包囲を狙う米国防長官のアジア歴訪 日本の積極的役割を期待

中国包囲を狙う米国防長官のアジア歴訪 日本の積極的役割を期待。

タグ: 自衛隊 国防長官 太平洋

発信時間: 2015-04-09 15:49:40 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

九州大学の学者は8日、環球時報の取材に応じた際に、「カーター国防長官の今回のアジア歴訪は、同盟国と共に中国を包囲する旅だ。カーター国防長官の訪日は、日米同盟を新たなレベルに引き上げ、アジア太平洋リバランスを実現することが重要な任務だった。米国は最近、中国の軍事力の強化、南中国海・東中国海の活動を懸念している。しかし国内の経済状況が優れず、中東などでも手を放せないため、米国は日本がアジア太平洋でより積極的な役割を演じることを必要としている。その前提条件は、日本に集団的自衛権を行使させることだ。日本もこの機会を借りて、正常な国になることを切に願っている」と分析した。

しかし米国がこの計画を実現するのは困難だ。東アジアのもう一つの同盟国である韓国は、日本と対立を深めており、積極的に日本と協力する可能性は低い。アナリストは、「安倍政権は戦争に備え軍備を拡張し、米国のアジア太平洋リバランスの猟犬になることを渇望しているが、国内の民意は安倍政権を強くけん制している。そのさまざまな計算は、短期間内に実現されないだろう」と分析した。

米ウォール・ストリート・ジャーナルはカーター国防長官のアジア歴訪を、オバマ大統領がアジア太平洋回帰をPRする最後の機会と称している。ペンタゴンは、米国政府が「フルコートプレス」戦術により、オバマ大統領のアジア太平洋リバランスを推進していると強調した。このアジアを対象とする象徴的な外交戦略はまだ実現されていないが、残された時間はあとわずかだ。カーター国防長官は日本に続き、9日に韓国を訪問する。韓国紙・文化日報は、「カーター国防長官の訪韓は、THAADミサイルの問題を公にする手段だ。カーター国防長官は、同問題であいまいな態度をとっている韓国政府に、圧力をかける可能性が高い」と報じた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年4月9日

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