「平和のために戦争を収蔵 未来のために教訓を収蔵」
「飛虎奇兵館」にはこのような国家一級文物も収蔵されている。それは、1944年に中国共産党の延安本部が米国のパイロット撤退のために作った各国の軍隊の配置状況の地図である。この地図には異なる色で中国共産党の本拠地、日本軍占領地と不時着の場所が示され、「延安本部製」という文字が書かれており、米軍に機密文書に指定された。
中国人民抗日戦争は世界の反ファシズム戦争に大きく貢献した。同時に、中国人民の堅忍不抜な抗日戦争プロセスにおいて、ソ連、米国、イギリスなどの反ファシズム同盟国は中国人民に貴重な人的・物的支援を提供した。ベチューン、コートニスからラーベまで、ソ連空軍から米国まで、中国人民は永遠に銘記している。
「飛虎奇兵館」は中国人民のこの歴史に対する重視と感激を展示している。中国の伝統的な礼儀に従い、フライング・タイガースの隊員248人の写真が陶器像に作られ、一面の壁に高く掛けられており、来場者の仰せんを受けている。
樊建川氏は中国抗日戦争史学学会副秘書長でもあり、「平和のために戦争を収蔵し、未来のために教訓を収蔵する」という理念に基づき、ここ数年、約200万点の抗日戦争に関する文物を収集し、そのうち百点以上が国家一級文物に認定されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年4月17日