歴史を尊重しない安倍氏、世界の信頼を失う

歴史を尊重しない安倍氏、世界の信頼を失う。

タグ: 歴史 村山談話 小泉談話

発信時間: 2015-04-22 10:33:44 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「民族派」である安倍氏の新日本主義という政権運営の理念は、日本の「内政保守」と「外交強硬」の原因となっている。安倍氏は教育と安保を特に重視し、日本人の民族的な「誇り」を養い、「強い日本」のイメージを作ろうとしている。歴代首相のうち、集団的自衛権の行使容認の検討に着手したのは、安倍氏が初めてだ。安倍氏は「戦後レジーム」を変え、自ら憲法を改正・制定しようとしている。安倍氏は戦後日本の第3次右傾化を促し、戦後日本の3つ目の国家戦略目標「軍事大国化」を確定し、実行に移した。日本が失ったいわゆる「主体性」を取り戻し、日本を「世界から尊重される国」にすることが、安倍氏の政治の理想だ。しかし残念なことに、安倍氏の「日本の夢」は侵略の歴史の否定、軍事的影響力の積極的な拡大によって実現される。

右派は長年に渡り、宮沢談話および近隣諸国条項に反対し、これを日本が中韓に屈服した「謝罪外交」であるとした。安倍氏は再任後、近隣諸国条項の廃止を加速し、日本のアジア侵略に関する教科書の内容は青少年の「誇り」と「愛国心」の育成に悪影響を及ぼすため削除すべきとした。安倍氏は河野談話の否定を試みてきた。第1次安倍内閣が発足したばかりの2006年10月、安倍氏は慰安婦問題でいわゆる「狭義の強制性の根拠は不十分」という論を打ち出した。

安倍氏は日本の首相として、政府の観点を示す村山談話の精神を貫徹するべきだ。しかし安倍氏は継承すると言いながら、「侵略の概念に定義はない」という馬鹿げた主張をし、靖国神社を参拝している。日本政府の首脳が荒唐無稽なことをし、いい加減なことを発言するならば、日本人が世界から信頼されることはあるだろうか。安倍氏は日本の首相として歴史の事実を尊重し、道徳的文明の高みに立つことができなければ、「美しい国」を構築できるだろうか。安倍氏の第1・2次内閣における国家理念と政策的行為は、安倍談話がどのような文言を用いようとも、「3大談話」および侵略の歴史を否定するという最終目的を隠せないことを証明している。(筆者:王屏 中国社会科学院日本研究所研究員)

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年4月22日

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