安倍内閣の支持率が安定化し、日経平均株価が2万円を突破した。また政権与党は統一地方選の前半戦でも勝利を収めた。最近の順風満帆の政権運営のためか、一部の閣僚は記者会見で奇妙奇天烈な発言を繰り返している。
日本の雑誌『AERA』は4月19日、麻生太郎副総理兼財務相が4月3日の記者会見で、わけもなくその場の中国人記者をあざ笑ったと伝えた。
香港・フェニックステレビの李記者が手を挙げて、自分の所属を告げると、麻生氏は「あ? フェニックス?」と言って大爆笑。記者や財務省の官僚も一緒になって笑い、その場で問題視する記者はいなかった。 李記者は、「笑われる理由が分からず、からかわれた気持ちで、いたたまれなくなりました」と話す。しかし、こらえて質問を続け、アジアインフラ投資銀行(AIIB)に日本が参加しないことに野党から批判が出ている点について、コメントを求めた。海外メディアでなくても聞きたい話だが、麻生氏は不参加の理由を語る前に、いきなり中国批判を展開した。
「うちは野党が何でも言う。日本はいい国なのだと私は思っていますよ」
麻生氏の発言と行為は世界に恥をさらした。安倍内閣の閣僚の最近の不適切発言は、これだけではない。福井県の高浜原発の再稼働を認めない福井地裁の仮処分に対し、菅義偉官房長官は14日の記者会見で「粛々と(再稼働を)進めたい」と語った。
「粛々」は、沖縄県の翁長雄志知事から「上から目線」と叱られたばかりではなかったか。「封印」した後も安倍晋三首相は、国会で「粛々」を思わず使った。「やめられない、止まらない」の状態である。
日本の一部のネットユーザーの書き込み:
--因みにフェニックステレビは、NHKなど比较にならない、全世界に三亿人以上の视聴者がいるアジア系最大规模のテレビ局である/麻生太郎氏が海外メディアを嘲り爆笑记者「笑われる理由が分からない」
--麻生氏、会见で海外メディア嘲り「爆笑」 香港?フェニックステレビ记者が手を挙げて、自分の所属を告げると、麻生氏は「あ? フェニックス?」と言って大爆笑。记者や财务省の官僚も一绪になって笑う。 政治家としても日本人としても耻ずかしい行为だと思いませんか
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年4月22日