安倍晋三首相は26日より、国賓として8日間の訪米を開始した。日本の首相による正式な訪米は9年ぶり。日本との戦闘に参加した多くの米軍元兵士が安倍首相に対して、米議会演説で日本の戦時中の行為について謝罪するよう求めた。
メディアは、安倍首相が日本の戦時中の罪に関する問題を避けることはないと分析した。安倍首相は日本政府の第二次大戦に対する立場は過去と変わりがないと重ねて表明しているが、自ら再び謝罪したことはない。
米議員25人が駐米日本国大使宛てに連名の書簡を送り、米議会で第二次大戦の歴史について触れるよう求めた。第二次大戦に参加した米軍元兵士は、安倍首相に謝罪を促した。
94歳の米軍元兵士は、「日本は捕虜の存在を忘れており、若者にこの出来事を知らせようとしていない。間違いと向き合い、認めることを拒んでいる。安倍首相が当時の日本企業を代表し謝罪することに期待したい」と述べた。
別の元兵士は、「捕虜として日本に向かう船に乗せられた当時の環境はまさに地獄だった。また日米が太平洋で戦闘中だったため、一部の捕虜は船で砲撃を受け死亡した。私は富山市の製鉄所で2年間働いたが、当時の出来事を振り返るのは忍びなかった。日本の一般人を許すが、政府は国民に真相を告げるべきだ」と話した。
ある元兵士は、幸運だったと言える。彼は四日市で強制労働させられていたが、ある日本人男性から食べ物をもらい感動したという。同氏は現在もこの男性の息子と連絡を保っているが、一部の人が歴史を書き換え日本を被害者としていることを不快に思っており、安倍首相が訪米中に適切な手段により謝罪することを願っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年4月27日