力強い米日同盟、中国への「挑発」にあらず=オバマ米大統領

力強い米日同盟、中国への「挑発」にあらず=オバマ米大統領。

タグ: 安倍 オバマ 会談 日米同盟

発信時間: 2015-04-29 11:17:47 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

オバマ大統領と安倍晋三首相は現地時間28日にホワイトハウスで会談した。両氏は会談後の共同記者会見で中国を約20回取り上げ、中国について多くの時間を割いた。オバマ大統領は、米国は中国の平和的な台頭を歓迎するとした上で、力強い米日同盟は中国に対する「挑発」と見なされるべきではないと強調した。オバマ大統領は、米国は確かに同盟国との関係のレベルを引き上げているが、中国との軍事協力の強化を求めていると述べた。

安倍首相は26日に訪米を開始した。米日は最大の目標の一つである防衛協力のための指針の改定を終え、日米軍事協力の地理的制限を取り払った。オバマ大統領は同日、「米日は今後、海上安全、災害対策、サイバーセキュリティー、宇宙などの各分野でより柔軟な協力を展開する。日本はアジア太平洋でより大きな役割を担う」と発言した。安倍首相は、「確固たる米日同盟はアジア太平洋、ひいては全世界の平和と安定にとって不可欠だ」と称した。

しかし米国と日本の安全協力の強化は、中国から「挑発」と見なされることはないだろうか?米日のこの措置は、東中国海・南中国海の緊張情勢を激化させることはないだろうか?オバマ大統領はこの二つの問題について、「力強い米日同盟は中国に対する『挑発』と見なされるべきではない。米国は中国の平和的な台頭を歓迎する。これは中国が発展目覚ましい新興市場であり、中国が米国と共に開発途上国の支援という責任を担うことができるからだ。中国はすでに信じがたいペースにより、自国の億単位の公民を貧困状態から脱却させている。安定的な国際貿易システムおよび国際秩序がなければ、中国はこの成果を手に出来なかったかもしれない」と述べた。

オバマ大統領は、「米国は中国やその他の国を招き、地域の秩序と平和を維持するよう共に努力しなければならない。米国は確かに同盟国との関係のレベルを引き上げているが、中国との軍事協力の強化を求めている」と強調した。

オバマ大統領は矛先を転じ、中国の東中国海・南中国海問題に関する動きについて論じ、米国の釣魚島問題における原則的立場、日本への安全の約束について再言及した。

中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)について、両氏はそれぞれの観点を示した。オバマ大統領は、「中国は長期的に貿易黒字を維持しており、資本を地域開発プロジェクトに投じるのは積極的で良いことだ。米国がAIIBに加入しない、他国の加入に反対しているという説は正確ではない。英国の加入後、このような論調が広がりを見せたが、これは米国の正式な態度ではない。米国は組織運営の基準と透明度を重視している」と話した。

 

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