安倍氏が訪米、TPPは依然難航

安倍氏が訪米、TPPは依然難航。

タグ: 安倍 TPP オバマ

発信時間: 2015-04-30 13:20:01 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

バラク・オバマ大統領は28日、ホワイトハウスで安倍晋三首相と会談した。両氏は会談後の記者会見で米日安全同盟について再確認し、「環太平洋戦略的経済連携協定」(TPP)の交渉が難航していることを認めた。

安倍首相は26日からの訪米で、オバマ大統領とTPP交渉の食い違いについてすり合わせを行う。安倍首相は先ほど、日本が軽率にTPPの「不要な譲歩」を選ぶことはないと述べた。

オバマ大統領は28日の共同記者会見で、「米国で貿易法案を議決するのは容易なことではない。安倍首相とともに交渉推進に尽力する。両国は貿易・政治面の問題を抱えている」と述べた。

オバマ大統領は米国製の自動車が日本で直面している貿易の壁について、「米国で日本車は少なくない。私は同じように、日本で多くの米国車を目にすることを願っている」と述べた。

12の国と地域を網羅するTPPの交渉は、5年間続けられている。この交渉における最大の経済体である日本と米国は、重要な農産物や自動車の輸入関税などの問題で食い違いを解消しておらず、最終的な締結に暗い影を落としている。

安倍首相は記者会見で、「TPP交渉が一日も早く成果を手にすることを願っている。日本と米国の交渉はすでに大きく進展しており、日本側はこれに満足している」と発言した。

日本と米国の交渉代表者は今月21日に東京で、2日間のTPP閣僚協議を終えた。日本メディアの報道によると、日本側はコメの輸入拡大量について毎年5万トンが限度だと主張したが、米国が求める21万5000トンを大きく下回っている。両国はまた、米国が自動車分野でかけている2.5%の関税の撤廃についても合意に至らなかった。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年4月30日

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