日本の高村正彦自民党副総裁が会長を務める、超党派の国会議員による日中友好議員連盟の訪中団は4日、北京で唐家セン・中日友好協会会長と会談した。時事通信が伝えた。
唐氏は安倍晋三首相の米議会演説について、「歴史に対する積極的姿勢を一定程度表した」としつつ、「村山談話と比べると、依然として差があり、触れるべき敏感な話題を回避した。中国は安倍首相が夏に発表する、戦後70年の首相談話を注視し、日本が平和的な国の道を歩み続けるかに注目していく」と述べた。
双方は会談の中で、安倍政権の安保政策にも触れた。中国側の代表者は、「海外で語る際に中国を引き合いに出すのはやめてほしい」と述べた。高村氏は、日本は「特定の国を対象にしていない」と説明し、中国側に理解を求めた。
張徳江全国人民代表大会常務委員長は本日、高村氏と会談する。訪中団は5月4日に北京入りし、6日まで滞在を予定。公明党の北側一雄副代表、民主党の高木義明国対委員長らも訪中団に参加している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年5月6日