京都文化交流コンベンションビューロー(KCVB)はこのほど、京都市内の宿泊者に占める外国人の割合が2014年度の年間平均で30.2%となったことを発表した。そのうち、中国人の宿泊者の増加が顕著だった。日本新華僑報網が産経新聞の記事を引用し伝えた。
KCVBがこのほど発表した「外国人客宿泊状況調査」によると、京都市内の宿泊者に占める外国人の割合が2014年度の年間平均で30.2%となった。今年3月の1ヶ月集計も前年同月より6.2ポイント増の31.5%となっており、2ヶ月連続で30%超え。中国人観光客が増える春節(2月)を過ぎても、外国人観光客は増える傾向にある。
KCVBはは毎月約25ホテルの7000室以上の客室を対象に、日本国籍以外のパスポートを有する人を外国人として調査している。
3月分の調査データを見ると、東アジアが42.3%と最も多く、このうち中国台湾地区が24.3%、中国本土が16.6%だった。
KCVBの担当者は、東アジアからの訪日客の増えている要因として、ビザ発給要件緩和、免税制度拡充、円安に加え、格安航空会社の普及の影響が大きいとしている。
日本政府観光局の統計データによると、3月の訪日外国人客数が152万人となり、単月として過去最高を更新した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年5月6日