米政府は5日、垂直離着陸輸送機V22オスプレイ17機を日本に売却する方針を決めた。売却総額は推定で計30億ドル。米政府によると、日本はオスプレイ本体のほか、エンジン40基、赤外線前方監視装置40基などの売却を求めてきた。
米政府は、「強力で即応性に富んだ自衛隊の能力を維持、向上させるための支援は、米国の国益にとって極めて重要だ」と表明した。
米国は、「オスプレイは陸上自衛隊の人道支援・災害救助能力を大幅に高め、水陸両用作戦も支える」とし、売却について「同盟国との負担の分担を促進し、相互運用性を高める」と説明した。
米国はまた、地域の基本的軍事バランスを変えるものではないと強調した。日本政府は2018年度までにオスプレイ17機を陸自に配備する計画。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年5月7日