「ポスト安倍」に岸田外相の注目アップ 露外相と「飲み比べ」
「ポスト安倍」に岸田外相の注目アップ 露外相と「飲み比べ」。 日本メディアによると、日本の岸田文雄外相は14日、在職870日を迎え、戦後の歴代外相の10位となる。安倍晋三首相の信頼を受け、「ポスト安倍」の一人として注目を高めている…
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発信時間： 2015-05-11 17:11:39 | チャイナネット | 編集者にメールを送る
日本メディアによると、日本の岸田文雄外相は14日、在職870日を迎え、戦後の歴代外相の10位となる。安倍晋三首相の信頼を受け、「ポスト安倍」の一人として注目を高めている。タカ派の色彩の強い安倍首相と関係を保ちながら、自らの所属するハト派傾向のある党内派閥との関係をいかに協調させるかが課題となる。岸田外相が、安倍首相が再選を目指す9月の自民党総裁選でいかなる対応を取るかが試金石となりそうだ。
岸田外相は8日の記者会見で、自民党総裁選に参加するかについて「これからよく考えてみる」と明言を避けた。岸田首相は周囲には「普通に考えれば安倍首相の再任だ」と話しているとされ、次々回の総裁選に照準を合わせている可能性もある。
今年57歳の岸田外相は1993年から8期連続で衆院議員に当選し、2012年12月に外相に就任した。中韓両国との対話を重視する姿勢を取っている。ロシアのラブロフ外相とは3時間にわたって酒を飲み比べ、「懐に入り込んだ」（外務省幹部）という。ゴールデンウィークには日本の外相として初めてキューバを訪問し、独自性を出した。
岸田外相が目下直面している難関は自民党総裁選にどのような態度を取るかである。岸田外相は安倍首相の再選を支持し「政府を支えることでその後の選挙をねらう」（岸田氏周辺）戦略を取っているとされるが、自身が会長となっている宏池会（岸田派）内には、安倍首相の政権運営が「強硬すぎる」（若手議員）との不満もある。
派閥関係者は、「政権を支える役割に徹するのもいいが、そうなると印象は薄くなる。自身の存在感を見せていく時期になっている」と語っている。
｢中国網日本語版(チャイナネット)｣ 2015年5月11日
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