海外メディアは25日、米国とオーストラリアが今年7月上旬に実施する合同軍事演習に、日本が自衛隊を初めて派遣することになったと報じた。米海軍の「ロナルド・レーガン」空母は、8月に日本に駐留する予定だ。
この軍事演習には米国とオーストラリアの3万人規模の部隊が参加する。課目には、海上行動、上陸、特殊部隊の戦術、市街地戦などが含まれる。日本からは40人が参加。
シドニーのシンクタンク、ロイ研究所の国際安全研究室長は、「米国はこれを機に、同盟国の幅広い参与を促そうとしている」と分析した。
中谷元防衛相は、米豪合同軍事演習の参加目的は、両国との軍事協力の強化だと述べた。
これまでの報道によると、米海軍の「ロナルト・レーガン」空母が8月、駐留中の「ジョージ・ワシントン」空母と交代し、第7艦隊に加わりアジア太平洋に駐留することになった。
ロナルド・レーガンは2003年7月に就役した、米海軍の作戦能力が最も高い空母の一つとされている。米国に10隻あるニミッツ級原子力空母の中では、「ジョージ・H・W・ブッシュ」より先に配備された9番艦で、比較的新しい空母だ。
これは米海軍の「リバランス戦略」に向けた行動、昨年1月に発表された空母配備調整の一環と分析されている。この調整により米国は東アジアで空母の実力を維持し、太平洋で空母6隻態勢を維持することになる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年5月26日