日本はオーストラリアやインドに続き、マレーシアを武器輸出対象とし、このASEAN議長国との関係を強化した。
日本メディアは、マレーシアはASEAN加盟国で初めて日本と防衛協力を行う国になると報じた。
安倍晋三首相は25日、訪日したマレーシアのナジブ首相と会談し、防衛装備および海上安全技術の譲渡を巡る協力の協議を開始することで合意した。
安倍首相は共同記者会見で、双方が両国関係を「戦略的パートナーシップ」に引き上げ、安全・経済・医療・人員の交流などの分野で関係を強化すると発表した。
安倍首相は2012年末に再任を果たしてから、日本政府が長年維持してきた「武器輸出三原則」を放棄し、武器輸出および海外との防衛協力を積極的に推進してきた。日本政府はオーストラリアの次世代潜水艦入札に参加することを決定し、海上自衛隊の救難飛行艇をインドに輸出することを検討している。
読売新聞は、日本がレーダーなどの装備・技術を、マレーシアに譲渡することを検討すると予想した。安倍首相はナジブ首相との会談の中で、マレーシアの海上安全部門の人員育成および能力の強化を支援すると約束した。