中国人民大学国際関係学院教授の李世安氏は、「これらの内容は詳細かつ十分で、比較的新しく整っている。日本では軍国主義が復活し、是非を混同し、黒と白をひっくり返している。日本は侵略の罪を認めないのは深刻なことで、次の戦争の発端の地になる可能性がある。国際社会はこれを重視するべきだ。米国人は広島と長崎に原爆を投下したが、日本は被害者ではなく、当然の報いだ」と話した。
歴史を将来の戒めに
今年は世界反ファシズム戦争勝利・中国抗日戦争勝利70周年だ。9月3日の抗戦勝利日が近づいており、これを記念するムードが日増しに高まっている。
清華大学現代国際関係研究院副院長の劉江永氏は、「この重要な節目において、我々は当然ながら歴史を振り返り、現実と未来を見据えなければならない。時間の経過に伴い、歴史の真相を目撃した当事者が減少する。当時の重要なシーンを再現したドキュメンタリーは、我々がこれらの問題を全面的に認識する大きな一助となる」と話した。
第二次大戦が終わったが、あの恐ろしい殺戮を再演させてはならない。戦火の中で死んでいった6000万人の命も、無駄にはできない。張氏は、「客観的に歴史を見据え、正確に歴史を認識すれば、どれほど大きな間違いを犯そうとも生まれ変わり、光りあふれる未来を手にするチャンスがある。基本的な歴史の事実を前にして隠し事をし、歴史の間違いを認める意向を持たず、さらに間違いを覆い隠そうとすれば、未来の闇の中に暮らすしかないだろう」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年6月15日