【米軍との共同作戦能力を強調】
米海軍の情報サイトによると、E-2D、F-35、ベースライン9を搭載するイージス艦は、米国の海軍統合火器管制-対空(NIFC-CA)システムの重要な構成部分である。また海自と米国のネットワーク化された空母艦隊が共同作戦を展開するための基盤でもある。
一部の専門家は、日本がE-2Dを購入し駆逐艦の近代化改修を行うことで、海自は米海軍の先進的な作戦の理念を容易に受け入れられるようになると分析した。
戦艦の専門誌『Guide to Combat Fleets of the World』の編集者であるEric Wertheim氏は、「日本の集団的自衛権の行使容認も軍備強化も、日米が軍事同盟関係を強化するという強いシグナルだ」と述べた。
日本がミサイル駆逐艦にレイセオン社のスタンダード・ミサイル6(SM-6)を搭載するかという問題が残されている。このミサイルは、NIFC-CAシステムの重要な攻撃ユニットの一つだ。
アナリストは、「安倍政権は近年『中国の脅威』を喧伝し、中国の軍拡のペースが予想以上と勝手なことを言っているが、これは実際には自国の軍拡のための口実である。安倍政権は日米同盟の強化により、自国のアジア太平洋における軍事的存在感を高めようとしている。これは軍国主義の道に戻る前兆であり、アジア全体の平和と安定にとって無益だ」と強調した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年6月18日