日本軍国主義は依然として世界の平和を脅かす敵である
中国の抗戦はなぜこれほど長期間にわたり、これほど大きな代価を払ったのか。これは日本ファシズムの邪悪さと切り離すことはできない。当時の日本は横暴で道理を無視し、自らの土地が小さく資源が少ないことを理由に拡張を求め、手段を選ばなかった。東洋の儒学の道義も欠いていれば、西洋の紳士の礼節も重んじず、「武士道」だけで攻め急ぎ、まさに強盗国家であった。日本は1931年の満州事変から行動を開始し、中国とアジアを自らの版図とし、世界に君臨しようとした。日本軍は東北3省から侵略を始め、14年にわたって、中国人への数限りない凄惨な犯罪を積み上げていった。その凶暴さと無恥の程度は、世界と人類の歴史においても例を見ない。だが第二次大戦に道を整えたこの国の行動は、欧米ではなかなか重視されなかった。真珠湾攻撃がなければ米国人はまだ夢から覚めていなかったかもしれない。
日本政府は今にいたっても徹底的に反省できていないどころか、再び軍拡の道を進もうとしている。安倍晋三首相はニューヨークでの講演で、「私を右翼の軍国主義者と呼びたいのならどうぞ」と言い放った。世界平和にとって最も危険な敵である。中国と世界各国はこれを許してはならないし、警戒を怠ってもならない。中国人民は警鐘を鳴らし、一致団結して、日本のファシズム・軍国主義を復活させようとする勢力と戦わなければならない。また平和を愛する全世界の人々も目を覚まし、日本のファシズム・軍国主義を復活させようとする勢力と妥協なしの戦いを始めなければならない。悪を野放しにし、虎を飼っておくことは、世界や人類に対する犯罪とさえ言える。もしも日本の軍国主義が復活すれば、被害を受けるのは中国だけでない。東南アジアや米国、欧州もその被害を避けることはできないだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年7月7日