中国国防部が30日に開いた記者会見で、楊宇軍報道官は環球時報の記者の質問に答え、「8月20−28日に中露合同軍事演習『海上連合2015(Ⅱ)』を実施し、共同上陸の訓練課目を初めて追加する」と発表した。
中露両軍は両国の合意に基づき、8月20−28日にピョートル大帝湾の海域、日本海の海域・空域で、合同軍事演習「海上連合2015(Ⅱ)」を実施する。今回の訓練課目には、共同防空、共同対潜、共同対艦、共同防御などが含まれる。演習期間中には、共同上陸訓練を実施する。中国側の参加兵力は、駆逐艦、護衛艦、揚陸艦、総合補給艦など7隻の水上艦、空軍の5機の早期警戒機および戦闘機。ロシアは水上艦、潜水艦、固定翼機を動員。双方は艦載ヘリ、海軍陸戦隊などの兵力を派遣する。
上海協力機構国家研究会センター高級顧問の王海運氏は、環球時報の記者に対して、「両国の軍事演習は近年、深化・強化を続けている。範囲が拡大し、協力のレベルが高まり、内容も豊富になっている。中露合同演習には陸海空の兵力がすべて加わり、共同作戦の性質を持つ。これは真の、軍事的脅威に対抗する演習だ。中露合同演習は第3国を念頭に置いたものではなく、思い当たる節がある国は、心にやましいことがあるということだ」と強調した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年7月31日